筋膜リリース

さらに、最近はやりのfascia、いわゆる筋膜リリース! 肩こりにはびっくりするくらい効果的です!!

筋膜リリースという言葉、最近よく聞きます。解剖学的に筋膜というと、筋肉を包む強い膜。その膜が癒着するとか硬くなるって、今いちイメージがつかめないまま勉強していませんでした。

先日、某テレビ番組で筋膜リリースが肩こりや首コリに効果的!というテーマを取り上げていました。ここでいう筋膜(fascia:ファシア)とは皮膚と筋肉の間の細い線維でできた綿状の結合組織。それならリリースとか癒着っていうイメージがわきます。医療機関でしか受けることができない、エコー下で生理食塩液を注入する「ハイドロリリース」が紹介された後、自分でできる方法が紹介されました。頚部や肩周囲の突っ張る部分の皮膚を脂肪事つまんでゆらゆらと1,2秒動かす、というもの。

一カ所の痛みが消えると、その続きの別の箇所が痛くなるので、痛み部位を追いかけるように次々と「ゆらゆら」。それ自体は痛くも気持ちよくもないのに、やってみるとあら不思議、すぐにみが消え、回らなかった首が回る!!

テレビで紹介されるくらいなのでご存知の方も多いかもしれませんが、ご存じなかった方、ぜひお試しあれ。

五十肩とラジオ体操とヨガ

56歳になる私は、自分だけは五十肩にならない、と何の根拠もなく思ってきました。しかし、4か月前その日はとうとうやってきました。五十肩の苦しみとラジオ体操、ヨガでの克服のお話です。

昨年7月ごろのこと。お恥ずかしながら家から駅に向かう下り坂を走っていて転倒し、右手のひらと膝をすりむきました。奇跡的にズボンは破れず、キズも順調に治りました。なにせ皮膚を治す専門家ですから(笑)

ところが、その2、3か月後から何となく右肩の違和感を感じ始めました。当初は気のせい?と思っていましたが徐々に違和感が痛みに変わり、腕を上げる、右手でテーブルを拭く、駐車場で駐車券を機械から抜きさしするなど何でもない日常動作に支障をきたすようになってきました。

整形外科でレントゲンを撮ってもらうと、骨には異常なく、痛みで動かさなくなったために周囲の筋肉が固まていると言われ、ちょっとずつ動かそうと努力するのですが、痛くて日課だったラジオ体操もやる気をなくしました。夜も痛みで目を覚まし、朝は激痛でしばらく動けないほど。

少し前に妹が五十肩になったと聞いた時には、「あ、そうなんか~みんななるもんね」と思っただけで済ませたことを今更ながらに申し訳なく思いました。妹に現状を訴えると「あ~同じ同じ!それ絶対五十肩よ!」みんな黙って耐えていたのね?

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グルテンフリーと生米パン

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グルテンフリーという言葉がやっと日本でも市民権を得てきたように思います。グルテンは小麦に含まれる蛋白質で、消化が悪いため腸内環境を悪化させ、アレルギーの原因になることもあります。

世界的なテニスプレイヤー、ジョコビッチ選手の本は、グルテンフリーという言葉を有名にしました。

わが娘もグルテンフリーを含む食事療法で蕁麻疹を克服しました。私の患者さんで、グルテンフリーを徹底して頂いて難治な症状が改善した方はたくさんいらっしゃいます。皮膚の病気では蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、喘息、脱毛、血管炎など。蜂窩織炎やヘルペスなどの繰り返す感染症がほとんど起こらなくなった人、過敏性腸症候群の症状が劇的に改善した人もいます。

そうは分かっていてもなかなかやめられないパン。グルテンフリーを勧めた患者さんの多くは何とかしてパンを食べようと、米粉パンを探し回ります。

米粉パンは最近そこここで見かけますが注意が必要なのは、米粉では小麦のパンのようなふっくらパリッとが難しいらしく、グルテンを添加している物がありますので、必ずグルテンフリーの物を買ってくださいね。

ところで生米パンってご存知ですか?偶然見つけた本。生米パンの作り方です。

米粉は酸化しやすいし、常備はしていないので、生のおコメからパンを作るというこだわりのパン。と思いきや、作り方は意外と簡単。半信半疑で試しに作ってみました。

なんとなんと、グルテンは使っていないのに、ふっくらパリッと美味しい!!!しかも小麦のパンのようにこねることもせず、ミキサーで全材料をガーっと撹拌していきなり型に流し込み、そのまましばらく発酵させた後オーブンで焼くだけ。いたって簡単です。

小麦はやめたいけどパンが食べたい人、特にお料理好きの方、必見です。

材料(16.5×6.2×6cmの型)①米115g(浸水済150g)②油13g③メープルシロップ8g④塩2g⑤湯70~75g⑥酵母3g(ドライイーストならば2g)・・・私は家にあったパウンド型が大きかったので、いつも倍量で作っています。

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栄養療法で免疫向上を

新型コロナウイルスが世の中を席巻していますが、ちょっと視点の違うコロナの話です。

誰もかれもがマスクを着用し、頻回に手をアルコール消毒し、外出や外食を控え、この新しいウイルスを徹底回避しようとしています。けれども、そんな人間たちをあざ笑うかのようにウイルスは未だ勢力を拡大している、とマスコミや専門家は警鐘を鳴らし続けています。

コロナ撲滅のスローガンのもと営業停止で収入を絶たれた人、職を失って路頭に迷い自殺するヒトもいます。コロナの対応と休業補償の為と言って、いったいどれだけの税金が、国債という子孫への借金で投入されているのでしょう?コロナ感染で死にさえしなければ、それでよいのか?と思ってしまいますが、それも致し方ないのでしょうか?

一方、免疫はある程度の外敵にさらされてこそ鍛えられます。また、適度な紫外線を浴びて免疫に深く関与するビタミンDを活性化させることも重要です。子供が目先のウイルスを過度に避け続け、外遊びもせずに成長したら、どこで免疫が鍛えられるのでしょうか?「ヒトを見たらばい菌と思え」的な環境で育つ小児や若者の精神発達も心配です。

人間の体には体の細胞の数をはるかにしのぐ多くのの微生物が生息して、栄養素を作り出したり、外敵と闘ったり、心を落ち着かせる物質を作る手助けをしてくれています。腸管の中の微生物は腸内細菌叢と言って、近年急速に研究が進み注目されています。皮膚の表面にも多くの微生物が住んでいて、皮膚細菌叢と呼ばれていますが、これらも皮膚表面の外敵と闘ってくれているのですよ。アルコールで消毒したら、どうでしょう?常在する良い菌まで死滅してしまい、肌荒れを起こして通常入らない異物の侵入をかえって許してしまいませんかね?水道があるところならば、水洗いくらいにとどめて洗いすぎないほうが良いと私は思います。

83歳の私の父は、「高齢者が新型コロナウイルスに感染すると重症化する。外出を極力控えるように。」と声高に叫ばれ始めたことで不安から抑うつ状態になり、不眠が続き、運動量が減り、挙句の果てに脳梗塞を発症して先日入院しました。本当の話。

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アトピー肌に手作り石鹸、手作り化粧水がやさしい!

今日は石けん作り。石けんを手作りするようになって早7年がたちます。

きっかけは、ある方から頂いた、前田京子さん著「お風呂の愉しみ」という本。

石けんを手作りするといかに上質の石けんができ、いかに入浴生活を楽しむことができるか、という本でした。本の通りに苛性ソーダと良質のオイルを混ぜて鹸化し、アロマオイルで香りをつけて型に流し込む。じっくりじっくり固まるのを待つこと1か月。

苛性ソーダとオイルの割合がオイル優位。鹸化し切れない良質のオイル滴という天然保湿剤入り無添加手作り石けんは、固まるのに時間を要しますが、大量生産の市販の石けんにはない素晴らしい使用感があります。

いざお風呂で初めて身体を洗ったときの感動と言ったら!!!適度なオイルのベールをまとってお肌がすべすべ。幸せ~

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トランス脂肪酸

デジタル毒が海外では規制されているのに日本では野放し、というお話をしました。

害があるとして海外では規制されているのにこの国では野放しとなっている「先輩」がいます。「トランス脂肪酸」です。

トランス脂肪酸とは不飽和脂肪酸(主に液体の植物性油脂)に水素添加して常温で固体になるよう加工された油、工業的油脂です。マーガリンやショートニングなどがこれにあたります。安価なスナック菓子やパンのほとんど、フライドポテト、お惣菜の揚げ物や加工食品、サラダ油などありとあらゆるものに使用されています。バターなどに比べ安価で酸化しにくい(日持ちする)ためです。

しかも注意が必要なのは、原材料名に「トランス脂肪酸」とは書かれていない事です。マーガリンやショートニングと書かれていればまだわかりますが、たいていは「植物油脂」など分かりにくい表記となっています。

脂質は多くの臓器や細胞膜の原材料となる重要な栄養素です。細胞膜を構成する脂肪酸は、口から摂取したそのままの脂肪酸が使われるのですが、不自然なトランス脂肪酸が取り込まれた細胞は、その細胞の機能が悪くなり、免疫細胞からは異物と認識されます。

そのため、炎症を引き起こしやすく、脳血管障害、自己免疫やアレルギー、心疾患、うつ、認知症、ガンなどとの関連などが報告されています。脳の細胞には脂質が豊富です。子供の脳の発達に影響する可能性も指摘されています。

トランス脂肪酸の危険性が判明するやいなや、・・・

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超簡単!発酵調味料に魅せられて・・

発酵食品は腸内細菌を整えるのに望ましい食品の代表です。厳密にいえば、腸の状態によっては避けることが望ましい場合もあるので注意が必要ではありますが・・・

わたくし、実は塩糀を愛用して久しいのですが、とあるきっかけで、塩麹はもちろん、醤油麹、お味噌を手作りするようになりました。ほんの少しお料理にプラスするだけで旨味がアップして味が決まるんです。分子栄養学的に望ましくない化学調味料がいらなくなりますよ。

手作り味噌は絶品!市販品って意識しないで買うと、ほとんどに食品添加物が入っているんです。でも豆を煮てつぶすなど少々面倒な工程もあり、「私には絶対できない!」と思った方、お味噌に比べ塩糀、醤油糀はいたって簡単です。もちろん手作りしないで市販品を買っても良いのですが、市販の物より数段美味しいんですよ♪

常温でも1週間ほどで出来ますが、私はもっぱらヨーグルトメーカーで作ります。なにせ半日でできて失敗がない。せっかくなので是非、できるだけ添加物のない自然な材料を使ってくださいね。味も全然違います!我が家のレシピをご紹介します♥

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デジタル毒

電磁波の害がひそかに言われつつあります。欧米では国レベルで何らかの規制がなされているところが多いですが、日本では規制どころかまだまだ一般に知らされてもいません。5G時代に突入して電磁波の被ばく量がけた違いに多くなる時代が来ているというのに、です。

今回は、敬愛する内山葉子先生の「デジタル毒」をご紹介します。

内山先生は、有害な電磁波を「デジタル毒」と名付けてこの本を書れています。デジタル毒は①酵素のはたらきを阻害することで様々な生理機能を障害する。②ホルモンに影響を与える。③腸内細菌叢へのダメージ。④ミトコンドリア(エネルギーを作る)機能を障害する。⑤自己免疫の異常。などの多くの弊害があります。

それゆえ、デジタル毒がもたらす症状は多岐にわたり、頭痛、肩こり、めまい、不眠、イライラ、目の疲れ、慢性疲労といった不定愁訴的なものから、関節痛、認知症、月経異常、不整脈、てんかん、糖尿病、アレルギー、肥満、ガンなどありとあらゆる疾患との関連も言われています。中でも特に小児の脳の発達に影響を与えることが懸念されます。小児の脳は発達が著しいことに加え、頭蓋骨は小さくて薄く、電磁波が深部に浸透しやすいからです。

電磁波の害は言葉では分かっていたつもりでしたが、お恥ずかしながら自分のこととはあまり考えていませんでした。しかし、電磁波を意識して自分の体調が劇的に改善するきっかけとなった出来事を体験したのでシェアしたいと思います。

このブログをきちんと書き始めたのは、勤務医を退職した直後からですが、退職直後は疲弊して朝起きるのも家事をするのもつらい状態でした。

栄養療法的に言う「副腎疲労」の状態であることは、検査データ上も明らかで、病院勤務医時代はアドレナリンで鼓舞し、体に鞭打って働いていたので、仕事を辞めて気が抜けて疲れがどっと出たのだなと思っていました。

実際その側面は否めませんが、2か月経ってもますます異常な肩こりと倦怠感が続き、頭のはたらきも鈍くなって気力もわかなくなってしまいました。

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衛生仮説ってご存知ですか?

抗生物質やワクチンが普及する以前、1950年頃までは、インフルエンザによる肺炎や結核などの感染症が死因のトップでした。これらの感染症を予防するために、薬やワクチンの開発だけでなく、衛生環境も格段に整備されました。

その結果、昔の子供と比較すると、現代の子供は環境中の微生物に触れる機会が減少しています。そして、「微生物と接触する機会の減少がアレルギー疾患の原因である」と提唱されたのが衛生仮説です。

下図は腸内細菌でご高名な藤田紘一郎先生の「アレルギーの9割は腸で治る!」のグラフを一部改変したものです。感染症の減少と反比例してアレルギーが増えているのが見て取れます。

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突然ですが、孫が生まれました!!!

私が一番書きたいエッセンスを最低限書いたので、あとはフラフラ雑談しながら脱線しながらゆるゆる気ままに書いていきたいと思います。

先月11月19日に長女が出産し、今里帰り中です。

その長女、元来元気印ですが、大学生の頃から原因不明の蕁麻疹に悩まされていました。皮膚科医の母(私)が診察して投薬してもなかなかすっきりとは薬が効かず、ちょっと困っていました。「あんたの蕁麻疹は普通と違うから治らんわ!」みたいな(笑)

で、ある時娘が「小麦を極力食べないようにしたら、蕁麻疹治った気がする。」と言い出しました。当時、私は分子栄養学でグルテンフリーの有用性を勉強していた時でした。パンと麺を極力避けたら蕁麻疹が出ないのに、わざと食べたら調子が悪くなるというのです。「へえ~そうなん?なんで小麦やめたの?」というと、「え?お母さんにやめろっていわれたからやん!」身内の診察はいい加減でカルテもないので、策に困ってふと思いつきで言ってみたんでしょうけれど、まさかホントに実行するとは・・娘の意思の強さに感心しました。それにしてもグルテンフリーって、「身近に有効」と実感した一症例です。その後、娘も栄養の重要性に目覚めたのか、家に帰っては私の献立を盗み見てゆる~く実践していたようです。

妊娠が判明してからは、・・・

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