発達障害にクスリを使う前に・・・

上図のように、発達障害は症状によって分類されていますが、発達障害の名称、分類にはあやふやなところがあり、症状が混在することも多いことから、近年では自閉症スペクトラムという呼び方がなされています。「スペクトラム」とは、虹のように境界がくっきりではないものを並べたもの、というような意味です。

一方で、発達障害では、精神症状つまり脳の機能の問題以外の「身体症状」として

•疲れやすい、同じ姿勢を保つことが難しい、ごろごろする •偏食が多い、音に敏感 •おもらし •チック(意志とは無関係に体の一部の動きや発声を繰り返す) •頭痛、筋肉痛、腹痛 •吐き気、便秘、下痢、少食、過食などの消化器症状 •蕁麻疹、喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎などアレルギー症状 •中耳炎、扁桃炎などの慢性感染症(免疫力の低下) •筋力不足、体力不足

などの症状がよく見られる事がよく知られています。これは、脳の機能障害だけでは説明のつかない事実です。栄養療法の世界では、発達障害の本質は、代謝障害と考えられています。

「代謝」は「栄養」の影響を大きく受けます。

約2年前、発達障害と言われている当時9歳の女の子の診察をしました。ちょうど私が分子栄養学を学び始めて栄養素のチカラを知って興味を持ち始めたころで、足の爪がもろくて白く濁っているという主訴でした。なんだか元気のない爪。「お肉とお魚が嫌いで、全く食べなかったらしく、たんぱく、ミネラルの不足が推察されました。診察中女の子はずっと下を向いて黙っていましたが、「血液検査」という言葉に敏感に反応して急におびえて泣き出してしまいました。もちろん採血はしませんでしたが、これが女の子との初めての出会いでした。

その後数回私の皮膚科を訪れてくれました。実は女の子はあるショックな出来事があって学校に行けなくなっていたことがわかりました。そんな中、「先生に会うのは楽しみ!!」と言ってきてくれていたようでした。食事の大切さをお話しているうちに少しずつお肉やお魚が食べられるようになり、来るたびごとに少しずつ明るくなって、ニコニコ大きな声で話すようになってくれたのです。「学校に行くのも給食を食べるのも楽しい!!」って言ってくれるようにもなりました。

さらに出来るだけ頑張ってグルテン・カゼイン・シュガー・添加物フリーの食事を心がけて頂くよう指示したところ、便秘が改善して、「体が軽くなった」とのこと。

薬はまったく使用していませんが、こんなに改善することが珍しくはないのです。もちろん、そう一筋縄ではいかず、その後、学校で何かある度に症状が一進一退したことも事実ではありますが・・・

現在の医療では、発達障害は根本的には治らず、有効な治療はないと考えられています。カウンセリングや心理療法などが試みられていますが、治療は難しく改善することは多くはありません。症状が軽ければ「個性」として認めてあげるという方針です。それで、本人が幸せならばそれも良しでしょう。しかし、症状が重ければ、家族は大変、本人もつらく、普通に仕事をして家庭をもつことも、生きて行くことも困難になります。そして周囲の人に迷惑のかかる言動を軽減するため、小さな子供に向精神薬が投与される例も少なくないのです。

一方、発達障害と言われるほぼすべての子供は腸が悪いです。明らかに便秘や下痢の症状のある子も多いですが、自覚症状がなくても腸内環境が悪いのです。腸は、迷走神経という神経で直接脳と繋がっていると考えられていますが、ビタミンの産生、有害物質の吸収、セロトニンなどの幸せホルモンと呼ばれる物質をも産生し、間接的にも脳の機能、エネルギー代謝に大きな影響を与えています。

腸の環境は食事に大きな影響を受けます。私の患者さんの例のように、そう単純な話ではないですが、食事が発達障害の症状に大きな影響を与えるのです。裏を返せば、食事改善に取り組めば、治療が困難とされている発達障害が改善する可能性があるのです。副作用もなく、むしろ他の体の機能もよくする食事で、です。実行しない手はないと思いませんか?

食べたいものを我慢するくらいなら、薬を飲むわ

とは、残念ながら日常診療でよく聞く言葉でした。今はそう思われる患者さんは私の栄養療法外来には来てくれないので、めっきり聞かなくなりましたが、決して世の中の患者さんの考えが大きく変わっているわけではないはずです。

ですが、薬は、その症状が何故おこっているのかとは無関係に、あくまでも困っている症状を消してくれるだけであって、決して根本的に治してくれるだけではないんですよ。それでも薬を選ぶ理由は・・・

①栄養がいかに大切かの知識がない

②薬で「おさえる」のと「根本的に治る」のは違うという事を十分に理解していない

③良い食材を購入するより薬の方が安価である

④料理には手間と時間がかかる

⑤安くて保存のきく加工食品が手に入りやすい

①②は医療の専門家が情報提供して、お導きする必要がありますが、残念ながら医療の世界でも、このような考えは浸透していません。

③は、そう、身体に良い食材は、たいてい通常の商品よりお高いのです。一方、日本は、国民皆保険制度が非常に充実しているため、投薬に対する患者さんのご負担が極端に少ない国です。これは皮肉なことに栄養療法をするにあたってネックになることなんですが、「食べたいものを我慢するくらいなら、薬を飲んだ方がまし」となるんですよね~でも、待ってください。その、よく効くお薬、ずーっと飲んでいて、ホントに害がないですか?それに関してはまた回を改めて詳しく述べたいと思います。

④毎日の食卓をあずかる主婦なら、一度は「人間毎日ご飯を食べなくて済んだらなあ」「料理をしてくれる奥さんが欲しい~」と思ったことがあると思います。(ないかな?私は何回もあります。)そこは栄養の専門家たちが、いかに栄養をバランスよく摂れる簡単な献立をたてるか、工夫を凝らしたレシピを公開していますね。

⑤現在の栄養の問題すなわち「新型栄養失調」を作り出している最大の原因は・・・手に取ったらほぼすぐに、あるいは超簡単な調理で食べることができる加工食品が、どこのスーパーでも所狭しと並んでいくらでも手に入りやすい環境にいることです。

数ある食品関係の大手企業は、いかにたくさん売って利益を上げるか、を最優先にしています(むしろそれしか考えてないと言いたい)し、日本では欧米やアジア各国がすでに規制・禁止している有害物質でも規制がゆるゆるで、国は国民の健康より企業の利益を優先する政策しか作ってくれないとしか思えません。

でも、です!企業は、みんなが買わなければ、作りませんし、みんなが選ぶものなら作ります。もう、これは、各自が自分で自分の身を守るべく知識を得て賢い消費者になるしかないんです。ホントに切実にそう思います。

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感想(28件)
「買い物は投票なんだ」という絵本、ぜひ読んでみてください!

私はあきらめたくないので、こうして、いったい何人の方が読んでくれるかわからないブログを書き、数名にも満たない参加者でも、何時間もかけてスライドを作成して毎月セミナーを開催しています。

パワースポットを訪ねて

松山市の隣東温市の知る人ぞ知る秘境、滑川渓谷。さんざん車でくねくねと山を登っていくと、軒下におそらくお風呂を沸かすためであろう薪が積まれた民家がまばらに・・・もっと狭い山道を恐る恐る上っていくと駐車場。そして、駐車場からさらに歩いて30分ほど山を登る。

このあたりではもうスマホの電波も弱くなり、むしろ周囲の木々のパワーを感じる。これぞ天然の電磁波フリースペース。ちょろちょろと岩肌を這う清流(滑川の源流らしい)が流れる斜面を登っていくと、肩にかけたリュックが(多分)電磁波が抜けて筋力がアップするせいで軽くなるの、ホントに。体から毒素が抜けるような、ちょっとビックリな体験。

気の遠くなるような年月の間の地殻変動と自然の植物の成長が作り上げたものである事を、断層や地面に露出したり、岩肌からぶら下がっている「木々の根っこ」が物語る。

最後の犬は娘の愛犬モコ 子どもは娘の長男 なぜかスマホを・・・

そして、行きつく先にはしぶきを上げて落ちる滝。滝口の周囲を取り囲む木々が私たちを見下ろすかのように茂る。頭上では風が作るゴーっという音が鳴る。まさに龍の声か。この場所は「龍の腹」と呼ばれている。「便利」から離れて大自然に抱かれたとき、生物の体は最大限に能力を発揮するのだろうと、本当に素直に納得できた。

昔からパワースポットと言われる場所の多くで得られる体感は、電磁波の少ないエリアで自身の体の機能が発揮しやすくなる時に感じる感覚なのかもしれない 。

そう言いながら、こうして「ブログ」などという、自然とかけ離れたものを書いているのが、矛盾なんだよね〜

いやホント。

栄養療法が誕生した数十年前は、栄養を整えるだけで多くの人が改善したと思われる。今は、栄養療法を駆使しても改善しない人が増えていると感じる。そしてその主な背景は「心理(ストレス)」と私は考えていた。 それも間違いではない。

しかし、数十年前と今の電磁波の量が桁違いなんで、栄養療法の限界を作っている主因の一つに電磁波があるのか、と腑に落ちた旅だった。

電磁波フリーハウス

電磁波フリー環境では、脳のシグナル伝達のロスがなくなるため
筋力が強くなる。(唸り声は室内犬)

5月24日、愛媛県松山市でファスティングと電磁波の講師としてご活躍の「みゆきさん」のお宅にお邪魔しました。みゆきさんのお宅は電磁波を極限まで減らすべく改装したり対策器具をそこここに設置したりしたおうち。ついでに、PM2.5などの有害物質も高性能に除去できる空気清浄機も設置されています。

分子栄養学を学ぶ友人と3人伊丹から飛行機で松山入りし、松山在住の長女と合流。電磁波フリーハウスの見学が主目的だったが、みゆきさん、ついでに電磁波の講義をして熱く語って下さり、予想以上にとても有意義な訪問でした。

右は筋力実験。みゆきさんが思いっきり腕を引っ張り、被検者が足を踏ん張ることができるか。電磁波のある環境ではすぐに体勢を崩してしまうのに、電磁波対策の器具を十分使用すると、脳の電気信号がズムースに筋肉にいきわたるため、同じ負荷をかけても踏ん張ることができるんです。いや実はみゆきさんの筋力もアップしているので、負荷はむしろ電磁波対策時の方が増強しているのに、です。

岩塩を舐めて味を感じる体験もした。電磁波対策なしではしょっぱい塩。対策下では感覚神経の機能が良くなり、微妙な旨味を感じることができるため、塩味にうま味が加わり、しょっぱさが軽減して明らかに美味しくなってびっくりです。

電磁波は特に、頭蓋骨が薄く発達の著しい子供の脳に大きく影響します。発達障害に対しては、栄養療法よりも効果が早いとのこと。しかも対策にお金はかかるが努力や我慢があまりいらない! 少なくとも、今後の治療方針の中にもっと組み込む必要性を強く感じました。(スマホを長時間または寝る前に見るのは避ける事、夜間のWi-Fiを極力OFFにする事、夜間スマホを機内モードにする事くらいの指導しかしていなかったなあ。反省。)

ところで、このおうちに滞在している間、私は、頭重感と肩こりから解放され、黄砂の時期にいつも咳が出る長女の咳がぴたりと止まっていました。このおうちを訪れた方は、肩こりや頭痛、喘息、チックなどの症状がウソのように消え、外に出たとたんに症状が出る、という事は、珍しくないのだそうです。

翌日は松山市のお隣、東温市のパワースポット、滑川渓谷へ。