パック野菜、コンビニ弁当で新型栄養失調 

新型栄養失調パート2です。 前回、新型栄養失調は以下のような原因によると書きました。

1.そもそも食べるメニューが偏っている。

2.パック野菜(カット野菜、水煮野菜)があふれている。

3.精製度の高い調味料

4.食品添加物

5.食材そのものの栄養価の低下

6.ストレス、消化機能、腸内環境・・・・・・・・・

今回は、2.パック野菜(カット野菜、水煮野菜) の話です。

パック野菜って、ネーミングはともかく、見たことがないという人、ほとんどいませんよね。ここ10年ほどの間にスーパーの陳列棚には所狭しとたくさん並ぶようになりました。女性の社会進出に比例して、毎日使ってます、という人も多いかもしれません。何しろ便利ですもん。忙しい主婦が仕事帰りに買って帰って、まな板、包丁を使うことなくお鍋に投入し、味付けすれば筑前煮だってカレーだって簡単に出来るし、おいしそう。サラダなんて食器に移すだけで一品完成!手抜きなんて言わせません。

水煮野菜パック
カット野菜パック

でも、その「便利」に落とし穴があるって、ご存知ですか?

水煮野菜は、皮を取り除き、切ってゆでたもの。カット野菜は切って十分洗浄し、多くは漂白されています。

コンビニ、ファーストフード、お惣菜の多くが使用しているのも、人件費が節約でき、安く見栄えのよい商品が作れるからなんです。それのどこが悪いの?と思ったあなた、おうちで切ったお野菜がタッパーに入れたり冷蔵庫で保管する間に切り口が茶色くなった経験、ありませんか?

豪華なコンビニ弁当

茶色い色は、ミネラルが酸化した結果。水にさらしたりゆでたりすると色が変色しにくくなるのは、ミネラルが抜けるから。つまり、ゆで汁や洗浄水と共にに栄養素は排水溝へ流れて行ってしまうんです。

こんな豪華なコンビニ弁当の色がいつまでもきれいなのは、ミネラルが抜けているから。お野菜が彩りよく入っていていかにも栄養バランスがとれてそうですが、毎日こんな食事をしていると、ビタミンやミネラルが欠乏して当然なんです。

今や絶版になって古本でしか手に入りませんが、「食事でかかる新型栄養失調」にはコンビニやファストフードの食事にいかにミネラルが欠乏しているかが、とても分かりやすく書かれています。

どうしたらいいでしょう?

そりゃあ、野菜を丸ごと買ってきて自分で切るのがベストです。それができる人は是非そうしてください!

それがどうしてもできない人も、簡単なことで、栄養素の不足を少しは補うことができます。

①出し粉やちりめんじゃこ、のり、ゴマなどをご飯に混ぜ込んだり、お浸しに振りかけたりしてミネラルを補う。ついでにタンパク質やビタミンも補えちゃいます。これ、お勧めです!!

(ただし、ここで添加物だらけのふりかけを使うと、近々ご説明するパート4.食品添加物 に抵触します(笑)市販のふりかけを購入するならば、成分表示を確かめて無添加の物を選んでくださいね。「無添加」とうたっている物にも落とし穴がありますけど・・・長くなるので、それに関しては後日・・・。)

②生野菜はなるべく切ってないものを選ぶ。カット野菜で切ってないもの、って変な話ですが、細かく切ってあるものほど当然切り口の面積が大きくなりますから、より栄養素が抜けやすくなります。なるべく大きなもの、切ってないもの、できれば洗ってない物を選ぶんです。ベビーリーフやスプラウトはお勧め。栄養価も高いです。

でも、ミネラルとは関係ないですが、できればやっぱりプラスチック袋や容器に入っていないものを選びたいです。大量のマイクロプラスチックによる海の汚染が重大問題になりつつあります。私たちの代では何とかごまかせるかもしれませんが、子どもや孫世代にまで美しい地球環境を残してやりたいと願うのは、私だけではないはず。

個人のチカラは小さいですが、みんなが少しずつ知って選んで実行すれば、大きな力になるはずと信じているのです。

プラなし生活 | プラスチックを減らす・なるべく使わない生活 (lessplasticlife.com)

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