食品添加物で新型栄養失調 その2

新型栄養失調パート5 原因の4 食品添加物の中の化学調味料と栄養失調の関係です。

1.そもそも食べるメニューが偏っている。

2.パック野菜(カット野菜、水煮野菜)があふれている。

3.精製度の高い調味料

4.食品添加物

5.食材そのものの栄養価の低下

6.ストレス、消化機能、腸内環境・・・・・・・・・

そろそろ飽きてきたでしょうか?私も全く食品添加物を食べないのは無理と思います。でも、何も知らないで食べるのと、知ったうえで許容するのとでは雲泥の差です。だって、毎日何回も食べるのが食事なんですから。その積み重ねたるや・・・

そんなこと行ってちゃ食べるものなくなるじゃないか、精神衛生上よくないんじゃないの?なんて思う方は、とっくにこんなブログなんか読むのをやめておられると信じて、やっぱり書きます。

今日は、化学調味料のお話です。

ある辞書の記載を引用。「人工調味料の一種で,天然のうま味成分を工業的に生産したもの。現在は微生物を利用する発酵生産が多い。1908年にこんぶのうまみから発見されたグルタミン酸Naや、コハク酸Naがあるが,近年核酸系調味料として,かつお節のうまみ成分として発見された5′-イノシン酸Naと,しいたけのうまみから認められた5′-グアニル酸Naも用いられている。市販の化学調味料は,これらを混合して味覚上の相乗効果を高めた複合調味料が多い。」

天然の食材にもそれぞれ複数のうま味成分が含まれています。化学調味料は、発見されたもののうち、安価に化学合成できるようになった成分ですから、強い旨味があって当然。ほんの少し入れるだけで味がガラッと変わります。

大量生産大量消費時代には、前述のように、栄養とうま味の抜けた粗悪な素材が横行していますから、ドレッシングや加工食品には、安価で強い旨味を付加してくれる化学調味料が不可欠なんです。

でも、子どもの頃からならもちろん、大人になってからでも、その強すぎる旨味に慣れてしまうと、天然の素材の優しい複雑な旨味を感じる味覚が育たなくなって、本物のおいしさを味わうことができなくなります。もしかすると加工食品のミネラル不足の影響も重なってのことかもしれませんね。

特に成長期の子供が知らず知らずに味覚障害になると、好き嫌いが多くなって、ますます栄養が偏ってしまいます。

そしてさらに、だまされてはいけない表示があります。

「アミノ酸など」とは、複数の化学調味料をひっくるめてそう記載してよいことになっているのです。「アミノ酸」というと、栄養素ですから悪そうに見えないですが、その実上記の○○酸Naなどが多種類入っているんですよ。

よく調味料などに「無添加」と書かれている物を見かけますが、「酵母エキス」とか「○○エキス」と書かれている物、製造工程自体は化学調味料とほぼ同じ。成分的にも強い旨味の化学調味料と同様なのに、原材料が「食品」だから、食品表示上は「添加物」ではなく「食品」扱いなんです。

本当の意味で「無添加」にすると、食材がたくさんいるのでとてもコストがかさむのだそうです。

何度も言いますが、実際購入される際には必ず食品表示を見てみてください。

ヘルシーと人気のサラダチキン。スーパーにはビックリするほど様々な種類のサラダチキンが所狭しと並んでしますが、表示を見るとこの通り「。○○エキス」が何種類か、と「アミノ酸など」、と書かれています。鶏むね肉は確かにヘルシーかもしれませんが、こんなもの、ヘルシーと言っていいと思いますか?

いや、それでも巷にあふれる加工食品のなかでは、まだましなのかもしれないと思うと・・・・・

パート1でご紹介した煮干し出し粉やカツオ粉は天然の素材そのものであり、優秀なたんぱく源、ミネラル源でありながら、うま味の塊です。

売り物にするなら別ですが、ご家庭で、家族で召し上がるならば、化学調味料の代わりに今日から天然出し粉を粉ごとお味噌汁や煮物に入れてみましょう。だし昆布のかけらを一つ放り込むだけでもずいぶん美味しくなりますよ。

化学調味料は、直接栄養障害の原因になるわけではないかもしれませんが、味覚障害を招いて偏食の原因になります。

食品添加物で新型栄養失調 その1

新型栄養失調パート4 原因の4 食品添加物の中のリン酸塩と栄養失調の関係です。

1.そもそも食べるメニューが偏っている。

2.パック野菜(カット野菜、水煮野菜)があふれている。

3.精製度の高い調味料

4.食品添加物

5.食材そのものの栄養価の低下

6.ストレス、消化機能、腸内環境・・・・・・・・・

現代の日本人は1年に平均7㎏の食品添加物を食べているんだそうです。鶏卵に換算すると 140個分!! 考えただけでぞっとしませんか?明らかな加工食品はもちろんですが、調味料や乾物、お漬物、菓子類・・・成分表示をみると、食品添加物を使用していないものを探すのは至難の業です。

添加物を使用する理由は様々ですが、おおむね

 ①安く作れて ②保存でき ③手軽に使えて手間暇がかからず ④万人ウケするおいしい物     

大量に作って売るため、ですね。おかげで私たちは、美味しいものをいつでもどこでも手軽に安く手に入れて食べることができます。

ただし、それは自分の健康と引き換えに・・・と知っている人は何パーセントいらっしゃるでしょう?

今の世の中、添加物を一切摂らない生活は不可能です。そんなことばかりも言ってられませんし、気にし過ぎは精神衛生上よくないという方もいるでしょう。確かにそうですが、言っておきますが、売る側は(少なくとも薄利多売の営利企業は)消費者の健康の事なんかこれっぽっちんぽ考えていません。「気にしすぎ」と豪語する方も、病気になるなど痛い思いをすればおそらく考えが変わるでしょうが、それとても、それが一因であるとは病院の先生も教えてはくれません。

なぜでしょう?知らないからです!医学部には栄養学の講義は一時間もありませんし、ましてや食品添加物を学ぶ機会もありません。たまたま食材や食品添加物が原因の蕁麻疹が起こったりしたら話題になったり除去するように指導されるくらいです。さすがに蕁麻疹は食べてすぐに出るので因果関係が分かりやすいですから。

では、食品添加物の何がいけないんでしょうか?それはもちろん添加物の種類によりますが、代表的な添加物とその影響と、成分表示のルールについて書きたいと思います。代表的な食品添加物は2つ・・・

①リン酸塩

②化学調味料

①リン酸塩には、ポリリン酸Na、メタリン酸Na、ピロリン酸Na、メタリン酸K、ピロリン酸K と多くの種類があります。加工食品に広く利用され、色調改善・乳化・分散・弾力性・保水性などが買われて多用されています。「毒性が低いから使用制限がなく、比較的安価だからたっぷり使える。」のだそうです。

図1:伊藤當志男「日本人の食品添加物一日摂取研究
マーケットバスケット方式(25年のまとめ)」より

確かに、リン酸塩そのものは直接人体を傷つけるわけではありませんが、食品中のミネラルと結合して消化管を素通りさせる。つまり、ただでさえ摂取が少ないことが懸念される、せっかく食べたミネラルの吸収を阻害するんです。まずくないわけがありませんよね。これを毒性がないと言っていいんですか?と言いたいです。

現にこんな報告があります。図1のように1994年ごろを境にリン佐年の使用量が急激に増え続けていますが、

図2:全国小学校特別支援学級児童数
文部科学省特別支援教育資料総務省統計局資料より

それと時期を同じくして、全国小学校特別支援学級児童数が急激に増加しているんです。たまたまでしょうか?

鉄や亜鉛、マグネシウムは成長期に需要が多くなり、ただでさえ欠乏しやすいミネラルです。一方で神経伝達物質という、脳機能に重要な影響を与える物質の生成にもミネラルが必要です。成長期の子供の心身の発達に重要なミネラルが、食品添加物の影響で吸収しにくいとしたら・・・発達障害児が増加する可能性は十分あるというもです。

じゃあ、成分表示を確かめて、リン酸塩が入ってないものを選ぼう、と思ったあなた。そうです! 成分表示を見る癖をつけるって、ホント大事なんです。でも、ちょっと注意が必要なんですよ。

先に書いたように、リン酸塩にはいろいろ種類があり、色調改善・乳化・分散・弾力性・保水性などの「効能効果」があります。○○リン酸○○と書かれていればすぐにわかりますが、敵もさるもの、発色剤・乳化剤・増粘剤、軟化剤などとわかりにくく表示されていますからね。ナントカ剤のほとんどはリン酸塩と思っていいかもしれません。

例えば、右の表示、赤四角で囲った「膨張剤」「イーストフード」「pH調整剤」「メタリン酸Na」も全てリン酸塩。ついでに言えば、トランス脂肪酸とは書かれていませんが、マーガリンショートニングがばっちり入っていますし、人工甘味料ソルビトールもしっかり入っています。スナック菓子よりはいいと思っちゃいますし、何なら朝ごはん代わりに子供がよく食べそうじゃないですか?

ちなみに通常主原料と添加物の間にはスラッシュ「/」が入っていることが多いのですが、おそらくそのかわりに「○○を主原料とする食品」と書いていますね。添加物は後半に書く決まりなんです。

これはもちろん、このメーカーだけに限った話ではなく、他の似たような商品も似たようなものです。

食品添加物の代表、リン酸塩で起こるミネラル欠乏、これも新型栄養失調の大きな原因なのです。

次は、化学調味料のお話です。

筋膜リリース

さらに、最近はやりのfascia、いわゆる筋膜リリース! 肩こりにはびっくりするくらい効果的です!!

筋膜リリースという言葉、最近よく聞きます。解剖学的に筋膜というと、筋肉を包む強い膜。その膜が癒着するとか硬くなるって、今いちイメージがつかめないまま勉強していませんでした。

先日、某テレビ番組で筋膜リリースが肩こりや首コリに効果的!というテーマを取り上げていました。ここでいう筋膜(fascia:ファシア)とは皮膚と筋肉の間の細い線維でできた綿状の結合組織。それならリリースとか癒着っていうイメージがわきます。医療機関でしか受けることができない、エコー下で生理食塩液を注入する「ハイドロリリース」が紹介された後、自分でできる方法が紹介されました。頚部や肩周囲の突っ張る部分の皮膚を脂肪事つまんでゆらゆらと1,2秒動かす、というもの。

一カ所の痛みが消えると、その続きの別の箇所が痛くなるので、痛み部位を追いかけるように次々と「ゆらゆら」。それ自体は痛くも気持ちよくもないのに、やってみるとあら不思議、すぐにみが消え、回らなかった首が回る!!

テレビで紹介されるくらいなのでご存知の方も多いかもしれませんが、ご存じなかった方、ぜひお試しあれ。

五十肩とラジオ体操とヨガ

56歳になる私は、自分だけは五十肩にならない、と何の根拠もなく思ってきました。しかし、4か月前その日はとうとうやってきました。五十肩の苦しみとラジオ体操、ヨガでの克服のお話です。

昨年7月ごろのこと。お恥ずかしながら家から駅に向かう下り坂を走っていて転倒し、右手のひらと膝をすりむきました。奇跡的にズボンは破れず、キズも順調に治りました。なにせ皮膚を治す専門家ですから(笑)

ところが、その2、3か月後から何となく右肩の違和感を感じ始めました。当初は気のせい?と思っていましたが徐々に違和感が痛みに変わり、腕を上げる、右手でテーブルを拭く、駐車場で駐車券を機械から抜きさしするなど何でもない日常動作に支障をきたすようになってきました。

整形外科でレントゲンを撮ってもらうと、骨には異常なく、痛みで動かさなくなったために周囲の筋肉が固まていると言われ、ちょっとずつ動かそうと努力するのですが、痛くて日課だったラジオ体操もやる気をなくしました。夜も痛みで目を覚まし、朝は激痛でしばらく動けないほど。

少し前に妹が五十肩になったと聞いた時には、「あ、そうなんか~みんななるもんね」と思っただけで済ませたことを今更ながらに申し訳なく思いました。妹に現状を訴えると「あ~同じ同じ!それ絶対五十肩よ!」みんな黙って耐えていたのね?

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栄養療法で免疫向上を

新型コロナウイルスが世の中を席巻していますが、ちょっと視点の違うコロナの話です。

誰もかれもがマスクを着用し、頻回に手をアルコール消毒し、外出や外食を控え、この新しいウイルスを徹底回避しようとしています。けれども、そんな人間たちをあざ笑うかのようにウイルスは未だ勢力を拡大している、とマスコミや専門家は警鐘を鳴らし続けています。

コロナ撲滅のスローガンのもと営業停止で収入を絶たれた人、職を失って路頭に迷い自殺するヒトもいます。コロナの対応と休業補償の為と言って、いったいどれだけの税金が、国債という子孫への借金で投入されているのでしょう?コロナ感染で死にさえしなければ、それでよいのか?と思ってしまいますが、それも致し方ないのでしょうか?

一方、免疫はある程度の外敵にさらされてこそ鍛えられます。また、適度な紫外線を浴びて免疫に深く関与するビタミンDを活性化させることも重要です。子供が目先のウイルスを過度に避け続け、外遊びもせずに成長したら、どこで免疫が鍛えられるのでしょうか?「ヒトを見たらばい菌と思え」的な環境で育つ小児や若者の精神発達も心配です。

人間の体には体の細胞の数をはるかにしのぐ多くのの微生物が生息して、栄養素を作り出したり、外敵と闘ったり、心を落ち着かせる物質を作る手助けをしてくれています。腸管の中の微生物は腸内細菌叢と言って、近年急速に研究が進み注目されています。皮膚の表面にも多くの微生物が住んでいて、皮膚細菌叢と呼ばれていますが、これらも皮膚表面の外敵と闘ってくれているのですよ。アルコールで消毒したら、どうでしょう?常在する良い菌まで死滅してしまい、肌荒れを起こして通常入らない異物の侵入をかえって許してしまいませんかね?水道があるところならば、水洗いくらいにとどめて洗いすぎないほうが良いと私は思います。

83歳の私の父は、「高齢者が新型コロナウイルスに感染すると重症化する。外出を極力控えるように。」と声高に叫ばれ始めたことで不安から抑うつ状態になり、不眠が続き、運動量が減り、挙句の果てに脳梗塞を発症して先日入院しました。本当の話。

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トランス脂肪酸

デジタル毒が海外では規制されているのに日本では野放し、というお話をしました。

害があるとして海外では規制されているのにこの国では野放しとなっている「先輩」がいます。「トランス脂肪酸」です。

トランス脂肪酸とは不飽和脂肪酸(主に液体の植物性油脂)に水素添加して常温で固体になるよう加工された油、工業的油脂です。マーガリンやショートニングなどがこれにあたります。安価なスナック菓子やパンのほとんど、フライドポテト、お惣菜の揚げ物や加工食品、サラダ油などありとあらゆるものに使用されています。バターなどに比べ安価で酸化しにくい(日持ちする)ためです。

しかも注意が必要なのは、原材料名に「トランス脂肪酸」とは書かれていない事です。マーガリンやショートニングと書かれていればまだわかりますが、たいていは「植物油脂」など分かりにくい表記となっています。

脂質は多くの臓器や細胞膜の原材料となる重要な栄養素です。細胞膜を構成する脂肪酸は、口から摂取したそのままの脂肪酸が使われるのですが、不自然なトランス脂肪酸が取り込まれた細胞は、その細胞の機能が悪くなり、免疫細胞からは異物と認識されます。

そのため、炎症を引き起こしやすく、脳血管障害、自己免疫やアレルギー、心疾患、うつ、認知症、ガンなどとの関連などが報告されています。脳の細胞には脂質が豊富です。子供の脳の発達に影響する可能性も指摘されています。

トランス脂肪酸の危険性が判明するやいなや、・・・

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デジタル毒

電磁波の害がひそかに言われつつあります。欧米では国レベルで何らかの規制がなされているところが多いですが、日本では規制どころかまだまだ一般に知らされてもいません。5G時代に突入して電磁波の被ばく量がけた違いに多くなる時代が来ているというのに、です。

今回は、敬愛する内山葉子先生の「デジタル毒」をご紹介します。

内山先生は、有害な電磁波を「デジタル毒」と名付けてこの本を書れています。デジタル毒は①酵素のはたらきを阻害することで様々な生理機能を障害する。②ホルモンに影響を与える。③腸内細菌叢へのダメージ。④ミトコンドリア(エネルギーを作る)機能を障害する。⑤自己免疫の異常。などの多くの弊害があります。

それゆえ、デジタル毒がもたらす症状は多岐にわたり、頭痛、肩こり、めまい、不眠、イライラ、目の疲れ、慢性疲労といった不定愁訴的なものから、関節痛、認知症、月経異常、不整脈、てんかん、糖尿病、アレルギー、肥満、ガンなどありとあらゆる疾患との関連も言われています。中でも特に小児の脳の発達に影響を与えることが懸念されます。小児の脳は発達が著しいことに加え、頭蓋骨は小さくて薄く、電磁波が深部に浸透しやすいからです。

電磁波の害は言葉では分かっていたつもりでしたが、お恥ずかしながら自分のこととはあまり考えていませんでした。しかし、電磁波を意識して自分の体調が劇的に改善するきっかけとなった出来事を体験したのでシェアしたいと思います。

このブログをきちんと書き始めたのは、勤務医を退職した直後からですが、退職直後は疲弊して朝起きるのも家事をするのもつらい状態でした。

栄養療法的に言う「副腎疲労」の状態であることは、検査データ上も明らかで、病院勤務医時代はアドレナリンで鼓舞し、体に鞭打って働いていたので、仕事を辞めて気が抜けて疲れがどっと出たのだなと思っていました。

実際その側面は否めませんが、2か月経ってもますます異常な肩こりと倦怠感が続き、頭のはたらきも鈍くなって気力もわかなくなってしまいました。

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衛生仮説ってご存知ですか?

抗生物質やワクチンが普及する以前、1950年頃までは、インフルエンザによる肺炎や結核などの感染症が死因のトップでした。これらの感染症を予防するために、薬やワクチンの開発だけでなく、衛生環境も格段に整備されました。

その結果、昔の子供と比較すると、現代の子供は環境中の微生物に触れる機会が減少しています。そして、「微生物と接触する機会の減少がアレルギー疾患の原因である」と提唱されたのが衛生仮説です。

下図は腸内細菌でご高名な藤田紘一郎先生の「アレルギーの9割は腸で治る!」のグラフを一部改変したものです。感染症の減少と反比例してアレルギーが増えているのが見て取れます。

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