衛生仮説ってご存知ですか?

抗生物質やワクチンが普及する以前、1950年頃までは、インフルエンザによる肺炎や結核などの感染症が死因のトップでした。これらの感染症を予防するために、薬やワクチンの開発だけでなく、衛生環境も格段に整備されました。

その結果、昔の子供と比較すると、現代の子供は環境中の微生物に触れる機会が減少しています。そして、「微生物と接触する機会の減少がアレルギー疾患の原因である」と提唱されたのが衛生仮説です。

下図は腸内細菌でご高名な藤田紘一郎先生の「アレルギーの9割は腸で治る!」のグラフを一部改変したものです。感染症の減少と反比例してアレルギーが増えているのが見て取れます。

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突然ですが、孫が生まれました!!!

私が一番書きたいエッセンスを最低限書いたので、あとはフラフラ雑談しながら脱線しながらゆるゆる気ままに書いていきたいと思います。

先月11月19日に長女が出産し、今里帰り中です。

その長女、元来元気印ですが、大学生の頃から原因不明の蕁麻疹に悩まされていました。皮膚科医の母(私)が診察して投薬してもなかなかすっきりとは薬が効かず、ちょっと困っていました。「あんたの蕁麻疹は普通と違うから治らんわ!」みたいな(笑)

で、ある時娘が「小麦を極力食べないようにしたら、蕁麻疹治った気がする。」と言い出しました。当時、私は分子栄養学でグルテンフリーの有用性を勉強していた時でした。パンと麺を極力避けたら蕁麻疹が出ないのに、わざと食べたら調子が悪くなるというのです。「へえ~そうなん?なんで小麦やめたの?」というと、「え?お母さんにやめろっていわれたからやん!」身内の診察はいい加減でカルテもないので、策に困ってふと思いつきで言ってみたんでしょうけれど、まさかホントに実行するとは・・娘の意思の強さに感心しました。それにしてもグルテンフリーって、「身近に有効」と実感した一症例です。その後、娘も栄養の重要性に目覚めたのか、家に帰っては私の献立を盗み見てゆる~く実践していたようです。

妊娠が判明してからは、・・・

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