デジタル毒

電磁波の害がひそかに言われつつあります。欧米では国レベルで何らかの規制がなされているところが多いですが、日本では規制どころかまだまだ一般に知らされてもいません。5G時代に突入して電磁波の被ばく量がけた違いに多くなる時代が来ているというのに、です。

今回は、敬愛する内山葉子先生の「デジタル毒」をご紹介します。

内山先生は、有害な電磁波を「デジタル毒」と名付けてこの本を書れています。デジタル毒は①酵素のはたらきを阻害することで様々な生理機能を障害する。②ホルモンに影響を与える。③腸内細菌叢へのダメージ。④ミトコンドリア(エネルギーを作る)機能を障害する。⑤自己免疫の異常。などの多くの弊害があります。

それゆえ、デジタル毒がもたらす症状は多岐にわたり、頭痛、肩こり、めまい、不眠、イライラ、目の疲れ、慢性疲労といった不定愁訴的なものから、関節痛、認知症、月経異常、不整脈、てんかん、糖尿病、アレルギー、肥満、ガンなどありとあらゆる疾患との関連も言われています。中でも特に小児の脳の発達に影響を与えることが懸念されます。小児の脳は発達が著しいことに加え、頭蓋骨は小さくて薄く、電磁波が深部に浸透しやすいからです。

電磁波の害は言葉では分かっていたつもりでしたが、お恥ずかしながら自分のこととはあまり考えていませんでした。しかし、電磁波を意識して自分の体調が劇的に改善するきっかけとなった出来事を体験したのでシェアしたいと思います。

このブログをきちんと書き始めたのは、勤務医を退職した直後からですが、退職直後は疲弊して朝起きるのも家事をするのもつらい状態でした。

栄養療法的に言う「副腎疲労」の状態であることは、検査データ上も明らかで、病院勤務医時代はアドレナリンで鼓舞し、体に鞭打って働いていたので、仕事を辞めて気が抜けて疲れがどっと出たのだなと思っていました。

実際その側面は否めませんが、2か月経ってもますます異常な肩こりと倦怠感が続き、頭のはたらきも鈍くなって気力もわかなくなってしまいました。

一方で、病院を辞めたからには、今までやりたくてもできなかったことをやるんだという思いで、何とか頑張って栄養療法の勉強とブログを続けていたのですが、パソコンの前に座るとさらに激しい肩こりに襲われるようになってきました。

正直言うと、せっかく病院を退職したのに、このままではやりたかった仕事ができない、と不安に思ってもいたんです。

「デジタル毒」を読んで、もしや私も?と思い当たることがいくつかありました。

週1回、診察の仕事がある日は元気が出るし、肩こりも心なしか少ない。やはり自宅でパソコン作業をすると肩こりがひどくなる。栄養には十二分に気を付け早く寝るように心がけるのに体調は一向に改善せず、眠りが浅くてしょっちゅう起きてしまう。そのため昼間の眠気と倦怠感がさらに悪化・・・

そこで、以下を実行してみました。①睡眠中やスマホを見ない時は出来るかぎり機内モードか電源OFFにする。②Wi-Fiの電源を極力OFFにして、ブロードバンドの有線を使用する。(Wi-Fiのルーターをパソコンデスクの上に置いていたんです。)③テレビのコンセントを可能な限り抜く。

たったこれだけのことをするだけで、な、な、なんとその日の夜は結構ぐっすり眠れ、肩こりが半減したのです!!!翌朝は気持ちよく目覚め、家じゅうの空気が澄み渡ったような快感と、重荷をおろしたような体の軽さを体感し、愛犬モカのお散歩に苦もなく出かけることもできたんです。恐ろしやデジタル毒。

本の中にはこれ以外にもデジタル毒を減らす方法が詳しく書かれています。また、デジタル毒が阻害する生理機能を維持・強化する「栄養療法」は、デジタル毒を軽減するうえでも重要という事を再認識したのでした。

原因不明の体調不良に悩まされている方、一度ご自分の電磁波環境を見直してみませんか?

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