牛乳をやめなさいと言ったら?

以前、グルテンフリーのことを書きました。

実はジョコビッチ選手、カゼインフリーという食事法も併用していました。カゼインとは牛乳に含まれるタンパク質の一種。カゼインはグルテンと化学構造がよく似ていて、グルテンアレルギーがあるとカゼインにも反応してしまう事少なくないようです。それ以外にも牛乳を飲まないほうが良い理由、たくさんあると言ったら、驚かれますか?

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「乳製品はカルシウム豊富なので骨に良い」「ヨーグルトの乳酸菌は腸に良い」と言われるので、あまり好きではないのに頑張って摂っている人も多いはず。でも、乳製品業界からおしかりを受ける覚悟で、分子栄養学的に乳製品が好ましくない理由を敢えて述べたいと思います。

①乳糖府対象の問題

②ミネラルバランスの問題

③タンパク質の問題

④依存性の問題

①牛乳を飲むとお腹がゴロゴロいうので飲めないと言われる方、結構いらっしゃいますね。これは乳糖不耐症。乳糖を分解する酵素は赤ちゃんの時にはありますが、加齢と共に減っていきます。日本人の成人には乳糖分解酵素を持っていない人の方が多いので、牛乳が合わない体質の方が多いのです。発酵したヨーグルトならば、乳糖の害は少なくなります。

しかし、そもそも牛乳は牛のミルク。大人になってミルクを飲む生物は地球上で人間だけなんですって。確かに野生の哺乳類が別の哺乳類のお母さんのおっぱいを吸ったり、ましてや搾乳するなんて、想像しにくいですね。

②でもカルシウム豊富という点、これはホント。骨粗しょう症の診断によく使用される骨密度は、一定容積の骨に含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分の量です。これが低いと骨粗しょう症のリスクが高まるとされています。確かにカルシウムをたくさん取れば骨密度、上がりそうです。

でも、骨はミネラルのみ、増してやカルシウムだけでできているのではありません。

骨の成分として、まずミネラルに限って言えば、カルシウム(以下Ca)と共にマグネシウム(以下Mg)やリン、亜鉛が必要です。リンは幸か不幸か食品添加物に多く含まれ、欠乏することはあまりありませんが、Mgや亜鉛には血糖や血圧調節作用、エネルギー産生など重要な体の機能に不可欠なミネラルであるにもかかわらず、比較的欠乏しやすいミネラルなんです。

CaとMgの摂取比率の理想は1:1ですが、牛乳のCa:Mg比はなんと10:1。Caが多くていいじゃないか、と思われるかもしれませんが、MgはCaの暴走を抑えるなだめ役。Caが適切に骨に利用されるためにも必要不可欠なのです。

Mgに対しCaが多すぎると上手く骨に取り込めなかったCaが皮膚や血管などに沈着(異所性石灰化)し、それぞれの場所で悪さをします。皮膚なら潰瘍を作ったり、血管なら閉塞(心臓なら心筋梗塞、脳なら脳梗塞ですね)の原因になったり・・・そして結果的に骨はもろくなってしまいます。乳製品を多くとる国では骨粗しょう症が多いというデータもあるんですよ。

③また、骨はミネラルだけでできているのではありません。コラーゲン(タンパク質)も必要。骨が鉄筋とすればタンパク質であるコラーゲンはコンクリートのようなもの。両方あってこそ強度の強いかつ、しなやかな骨になるというものです。

骨密度はミネラルを測るものですから、検査では骨が強いと太鼓判を押されたのにコラーゲンが足りないために骨折するという事もあるかもしれません。Caに気をとられてばかりはいられないのです。

③乳製品のタンパク質源としての役割はどうでしょう?牛乳のタンパク質は80%がカゼイン、のこり20%がホエイです。その中のカゼインですが、牛乳はカゼインの中でもαカゼインを多く含みます。人間の母乳にはαカゼインが著しく少ないという事が分かっています。

私たち人間にとってこのαカゼインはグルテン同様非常に消化しにくいタンパク質であり、腸粘膜を傷つける成分を出します。また消化されなかったタンパクは腸では腐敗して有害物質を出したり、異物と認識されて腸にあまたいる免疫細胞の標的になり、腸にアレルギーや炎症を起こす原因にもなり、リーキーガット症候群を引き起こす一因と言われます。

④最後に乳タンパクのカゼインはカソモルフィンというモルヒネによく似た作用の物質を出し、脳の機能に影響を与えます。もちろん中毒性、つまりやめたくてもやめられない性質もあるというわけです。

Caは牛乳から摂取しなくても、煮干し、桜エビ、海藻、豆類のほか、青菜や青ネギ、ニラなどの野菜にも意外と多く含まれています。また、骨は運動や骨への刺激(地面を踏みしめる)によっても強くなります。

たまに乳製品を楽しむくらいならよいのですが、背を伸ばしたくて、あるいは骨粗しょう症予防のためと毎日大量の牛乳を飲むのは危険です。ヨーグルトとて、乳糖問題は減りますが、カゼインは含まれています。

少なくとも、好きでもないのに頑張って摂るのはやめましょう!「Caを摂りたいならば、出来るだけ乳製品以外で、Mg、亜鉛、タンパク質も一緒に摂ることが重要」と覚えておきましょう。

MCTオイルをぜひ取り入れてみて!

MCTオイル(中鎖脂肪酸)ってご存知でしょうか?美容・健康に関心の高い方ならばご存知と思います。腹持ちが良いことと、消化吸収に優れエネルギー源になりやすく、内臓脂肪となりにくいことより、ダイエット目的に摂取するというのが注目されています。

主にはココナッツナッツオイルから炭素数8のカプリル酸、炭素数10カプリン酸を抽出したものです。

このオイル、無味無臭。ココナッツオイルの独特の香りが苦手な方でも召し上がりやすいですが、お味噌汁、お浸し、肉や魚などあらゆる料理の味をグレードアップさせる優れもの。私は仙台勝山館のMCTオイルを愛用しています。

いえいえ、優れているのはいわゆるダイエット効果とお味だけではなく、多くの医学的効果が証明されているのですよ!たとえば・・・

•エネルギーになりやすい •ミトコンドリアの再生と増殖 •抗菌・抗真菌作用 •抗炎症作用 •抗肥満作用・減量効果 •内臓脂肪の抑制 •乳酸の低下 •体脂肪になりにくい •抗てんかん作用 •運動パフォーマンス向上 •過食の予防 •インスリン抵抗性の改善・基礎代謝の向上・抗がん作用・褐色細胞組織による熱産生・腹持ちが良い・低血糖の予防効果・不安行動の減少・アルツハイマー症状の改善・自閉症行動の改善・コレステロール値の改善・心臓保護・血糖値の改善効果・免疫機能の調節  など

どうですか??

糖質は控えたいけど、糖質がないとエネルギー切れを起こしやすい人、脂肪肝や高脂血症のある方、糖尿病の方、ちょっと高価なオイルではありますが、一石〇鳥!液状のオイルの他、チューブ入りのペースト、パウダータイプなどもあり、液状タイプなら食卓においていろんなお料理に直接かけてお味をグレードアップしましょう。パウダーなら卵焼きやご飯に混ぜても良し。

副作用は、いきなり取りすぎると下痢する人がいるので、小さじ一杯くらいの少量から始めましょう。あと、血糖や脂質を下げる可能性があるので、糖尿病や脂質異常症などで投薬を受けている方はこまめにチェックして下がりすぎにご注意。主治医の先生にお伝えしておくのが良いでしょう。

飽和脂肪酸で安定性はありますが、炒め物、揚げ物などでは煙が出るので直接加熱はやめましょう。混ぜて焼くとか熱い汁ものに垂らすのはOKです。

砂糖は麻薬

「甘い物を食べると幸せ~」と言いながら「甘いものは別腹」とケーキを頬張るなんて言う事は、自分にもありましたし、よく見聞きすることですね。砂糖を食べるとなぜ幸せになるのか、砂糖がなぜやめられないのか、砂糖を過食するとどうなるのか、というお話です。

ビタミンミネラルなど大事な栄養素は含まれず、エンプティー(空の)カロリーと言われている白砂糖。体に良くないことは、多くの人は既に知っています。特に、摂りすぎると、肥満や糖尿病を招く事は有名です。その他、栄養療法的には血糖値の乱高下、精神疾患、腸内環境の悪化(免疫異常)の原因となり、避けたい食品の代表なのです。

では白砂糖の代わりに人工甘味料だったら、摂っても問題はないのでしょうか?白砂糖や人工甘味料が及ぼす影響、そしてどんな甘味料をどのように使ったらよいか、について書いてみます。

まず初めに、「精製砂糖」とはどういった砂糖のことを言っているのか。

砂糖の種類(砂糖の種類によるミネラル量の違い)

原料によって、

・甘蔗糖(かんしょ糖)

・甜菜糖(てんさい糖)

・やし糖(ココナッツシュガー)

色によって、白砂糖・赤砂糖・黒砂糖などと分類できます。

甘蔗糖(かんしょ糖)は「サトウキビ」から作られる砂糖です。

サトウキビの主成分であるショ糖と蜜を分けずに作られるのが、「黒砂糖(黒糖)」です。

黒砂糖から蜜を除き精製することで、「ショ糖」が主成分となるのが「精製砂糖」(上白糖、グラニュー糖、三温糖など)です。

黒砂糖(黒糖)には、蜜由来の豊富なミネラル成分が含まれますが、白砂糖(上白糖、グラニュー糖、三温糖)には黒砂糖のようなミネラルは含まれません。

スーパーで見かける「きび糖」や「粗糖」という砂糖もありますが、これは黒砂糖の不純物を少しだけとりだして、ミネラルを少し残している砂糖です。精製された(不純物を極力取り除いた)白砂糖や三温糖と、精製されていない黒砂糖の中間位置的な砂糖となります。

甜菜糖(てんさい糖)はビート糖ともいわれ、「砂糖大根」を原料にして作られる砂糖です。サトウキビが原材料の甘蔗糖(かんしょ糖)と本質的には変わりはありません。サトウキビは九州や沖縄で栽培されますが、砂糖大根は主として北海道で栽培されています。

これらの砂糖は糖質だけを植物から取り出した精製されたもので、精製されればされるほど、ミネラルなど糖以外の栄養素がなくなっていきます。砂糖は生成されるほど吸収が早く血糖値を急上昇させることで、以下のような害がおこります。

その1 低血糖症の問題:お米やイモ類のようなデンプンと比べると、分解・吸収速度が早く、急激な血糖値上昇がおこり、血糖を下げるインスリンは食事スタート時よりも、一歩おくれて分泌される特徴があります。

お米などの多糖類のように、分解されるのに時間がかかる食品であれば、通常のインスリン分泌のタイミングでも間に合います。しかし、一気に飲むブドウ糖入りのジュース、白砂糖のように吸収速度の速い食品では、インスリン分泌が間に合わず、急激に血糖値が上がってしまうのです。

さらに、遅れて分泌されてしまったインスリンの影響で、今度は血糖値が下がりすぎてしまい、低血糖の症状として体調が悪くなってしまうことがしばしばあります。低血糖症の症状では、頭がぼーっとすることで集中力の低下、頭痛、激しい眠気などがおこります。ひどい場合は、意識がもうろうとして倒れてしまうことさえあります。

その2 精神面への影響:血糖値が下がりすぎると、今度は急いで血糖値を上げるために、アドレナリンやノルアドレナリンという血糖を上げるホルモンが分泌されます。アドレナリンは興奮作用があり、過剰の場合はイライラ感やキレやすくなることもあります。また、ノルアドレナリンの過剰は不安感や恐怖感が生じます。現代の精製された砂糖の普及が、キレやすい子供を増やしていると警鐘を鳴らす専門家もいます。

うつ病で治療している人の中でも、実はうつ病ではなく、精製された砂糖の過剰摂取による低血糖症が精神疾患の原因だったという人は少なくありません。こうした人は、精製された砂糖をやめるだけで、症状が落ち着いていくことがあります。

その3 肥満や糖尿病の問題:肥満にも、インスリンが影響しています。人間は血糖値が下がると、血糖値を上げるために、空腹を感じる仕組みとなっています。砂糖を摂取後、急激に高血糖となり、その後インスリンが働き血糖値が低下します。血糖値は下がりすぎると、空腹を感じて、手っ取り早く甘い物を食べてしまい、再び急激な血糖値上昇と低下の乱高下が繰り返されて、食欲の無限ループが続いてしまいます。これが、砂糖を沢山摂ることで、過食傾向となる理由です。

また、インスリンは脂肪を体内にため込む働きがありますので、インスリン分泌が過剰になるような食生活では肥満へ一直線です。内臓脂肪が増えてくると、「インスリン抵抗性」といってインスリンが効きにくい体になってしまうのです。

こうなってしまうと、通常のインスリン量では、血糖値は下がらなくなりますから、インスリンを分泌している臓器である膵臓(すい臓)がインスリンを沢山分泌しようと酷使され、膵臓(すい臓)が疲れきってしまうと、今度はインスリンが出にくくなる糖尿病(2型糖尿病)になってしまいます。

その4 腸内環境の悪化:砂糖は腸内悪玉菌の好物です。腸内の悪玉菌が優位になることで、腸内の異常発酵(肉などのたんぱく質を餌に、腸内微生物によって毒素が産生される)が繰り返されていき、より一層、腸内に「カビ・酵母菌」や「悪玉菌」が増えるというような悪循環になっていきます。この「カビ・酵母菌」の代表が、「カンジタ菌(カンジダ菌)」です。

腸内のカンジタ菌が増えすぎると、・頭に霧がかかったようになり、集中力の低下をまねく  ・腸内環境の悪化、便秘や下痢  ・異常な眠気やだるさ、食後の眠気 ・甘い物の渇望  ・アトピーやニキビ、肌荒れ、その他アレルギー ・免疫低下 ・ガン ・うつ病 ・疲れやすい など様々な症状が起こります。

カンジタ菌が一度体内で増えてしまうと、さらに甘いものへの欲求が強くなり、さらなるカンジタ菌の増殖につながるという悪循環におちいるのです。

その5 骨や歯への影響:砂糖のような酸性食品を多く摂取すると、体内では中和しようととアルカリ性である「カルシウム」が骨や歯から溶け出してしまいます。すると骨や歯が弱くなり、骨粗しょう症や虫歯の原因となります。

その6 強い依存性:マウスの実験です

  • 砂糖水を与えて3日後には麻薬のヘロインやモルヒネと同じ脳内麻薬(陶酔、高揚、幸福感、鎮痛効果のある脳内麻薬Bエンドルフィン、やる気の源ドーパミン)が分泌され、
  • 味をしめて摂取する量がどんどん増え、1日24時間寝る間を惜しみ砂糖水を摂取するようになった。
  • コカインよりも高い依存性を示し、中止すると麻薬中毒者と同じ狂暴化するという離脱症状を認めた。・・・・・・・なんだか身につまされませんか?

では、血糖値を上げないと謳っている人工甘味料ならいいのでは?と思いますよね。ここまで読んでもやっぱり甘いものは何とかして食べたいですか?次は人工甘味料についてのお話です。

人工甘味料とは、人工的に合成された甘味料のことをいい、砂糖よりも甘味が強く、少量で強い甘さを出すことができるため、清涼飲料や炭酸飲料、ガムなどに多く使われています。

代表的なものでは、「アスパルテーム」というカロリーゼロの人工甘味料があります。砂糖の200倍の甘さです。最近では「特定保健食品(トクホ)」にも入っていたりと、血糖値を上げないので、魅力的に感じ購入されている人もおられるかと思います。他には、アセスルファムカリウムやスクラロースという人工甘味料も有名です。

これらの人工甘味料は、強い甘味に舌が慣れてしまう事で甘味を感知する感覚が衰えて、ますます甘いものを食べすぎてしまうことがあります。皮肉なことに甘いものへの依存性が強まります。ダイエット目的で人工甘味料を使い、脳や舌が麻痺してしまい、結局別の甘いものを過食し、かえって太ってしまう人もいます。人工甘味料の腸内細菌を乱す作用も肥満の一因と言われます。

その他人工甘味料には発がん性、脳神経に対する強い興奮作用があり、癌やうつ病、認知症、自閉症を悪化させる可能性があることが分かっています。ダイエットや健康ブームにより、人工甘味料入りの健康飲料などが普及していますが、まったく健康とは程遠い飲料。どうせ甘い物をとるなら、砂糖のほうがまし。

そこで対策です。

白砂糖と人工甘味料を避けるために、避けるべき食品は・・・

砂糖・人口甘味料入りの食品

・市販のおかし、スイーツ全般

・加工食品全般(ハンバーグなどのソース、甘い味付けの調理済食品など)

・お惣菜(特に、酢の物や和え物、煮物、照り焼きなど)

・清涼飲料水、スポーツドリンク、栄養ドリンク

・市販のタレ(焼肉・生姜焼き・すき焼きのタレ)

・市販のドレッシング、ポン酢、ソース、ケチャップ、みりん風調味料などの調味料

・外食全般

精製飲料水やドレッシングに「果糖ブドウ糖液糖」「ブドウ糖果糖液糖」などの表示はとても多いです。「果糖ブドウ糖液糖」「ブドウ糖果糖液糖」はものすごく吸収が早いため、危険な糖類です。飲料に入っていれば、噛まずに胃から腸への流動スピードもはやいのは当然です。ですから、水分補給は水かノンカフェインのハーブティーなどで摂取しましょう。

残業続きでお疲れ気味の方、お仕事のもうひと踏ん張りに、「栄養ドリンク」や「エナジードリンク」を飲まれる方、そのビタミンやタウリン入りの栄養ドリンクにも、飲みやすくする為に糖類・人工甘味料が入っていますので、要注意です。もし、ビタミンやタウリンを摂るのであれば、ドリンクタイプではなく、品質の良いサプリメントで摂るようにしましょう。

「みりん風調味料」には水あめやブドウ糖果糖液糖などの糖類が含まれています。ですので、必ずもち米、米麹と焼酎のみで製造されている「純本みりん」を選ぶようにしましょう。

砂糖を完璧にゼロにするのは不可能ですが、出来る限りご自分で調理、加工食品なら裏の成分表示を必ず確認して選ぶようにしましょう。

外食の選び方のポイントです。

・やきとり→タレではなく塩に

・魚やお肉料理→甘い味噌煮・照り焼き・すき焼きではなく、塩焼き・麹や出汁で素材の味を生かしている味付けの料理を選ぶ

・しゃぶしゃぶ→ ゴマダレは使わないで、出汁と柚子胡椒などで

・主食→すし飯には大量の砂糖が入っているため、普通の米に

・デザート→ケーキ・お饅頭・アイスではなく、季節のフルーツに

ほんの少し確認をして選び方に気を付けるだけで、外食であっても砂糖の量は減らせます。

砂糖の選び方、代用品は・・・

「砂糖」を選ぶポイントとしては、「精製度が低いもの」です。

つまり白砂糖より本物のはちみつ(★)や黒砂糖、粗糖、ココナッツシュガーなどを選ぶと、白砂糖と比較してミネラル量が多くなります。

調理可能な方であれば、砂糖の代用品として、是非、「羅漢果(ラカンカ)」という天然の甘味料を使用してお料理をしてみてください。人工甘味料とはちがい、天然由来(ウリ科の植物)の甘味料です。主成分が「テルペングリコシド配糖体」という食物繊維で血糖値に影響しません。(注:市販の「ラカント」はほとんどが糖アルコールで、羅漢果はほんのわずかしか入っていません。)

「はちみつ」を少し使用するのも手です。「はちみつ」はビタミンミネラル、酵素、アミノ酸、ポリフェノールが含まれます。ただし、品質の良い高温加熱していない生はちみつにしてくださいね。

★安価なオリゴ糖やはちみつの成分表示をよく見ると「水あめ」や「ブドウ糖果糖液糖」など余計なものが入っていることも少なくないので、必ず成分表示を確認してください。

果糖には老化の原因となるAGE(終末糖化産物)を生成させてしまうという意味でも問題があります。実はブドウ糖より果糖の方が、AGE(終末糖化産物)を多く生成させてしまうことがわかっています。「果糖液糖」入りのジュースの場合は、生活習慣病の原因、脂肪肝、中性脂肪を増やすことにも繋がります。

旬の果物には、食物繊維、ビタミンやミネラル、抗酸化作用のあるポリフェノールなどのフィトケミカルが豊富ですが、果物と「果糖液糖」は全く別物です。

精製された砂糖ではなく、食物繊維の豊富なかぼちゃやニンジンなどのお野菜・イモ類からも糖質は摂れますので、こういった食材を利用して、バランスの良い食事を心がけたいですね。

米粉パンをネットで注文してみました。

栄養療法の講座で自然食品F&Fの米粉パンが紹介されました。ちょっとお高いけど、小麦を一切使わず、ベーキングパウダーや添加物を使用していないパン。患者さんに紹介できそうな味か、挑戦してみることに・・・

冷凍便で届いた食パン、クルミイチジクパン、アンパン、鳴門金時パン。レンジで少し温めてからオーブントースターで焼きます。どれもカリッと香ばしく持っちりしたやや硬めのパン。ふわっとした食感じゃないとと思われる方でもライ麦パン風の香ばしさできっと満足されるのでは?小麦のパン顔負けの美味しさでした~

グラニュー糖が結構入っているのは玉に瑕だけれど、パンが好きすぎてグルテンフリーが実行出来ない人にはお勧めです!

安心堂米粉パン工房(グルテンフリー米粉パン)|安心堂 食のSELECTネットショップ (anshindo-d.com)

マイコプラズマ感染症は病気のデパート。

マイコプラズマ感染症は、小児の肺炎で有名ですが、肺炎のような急性症状のみでなく長期化・慢性化するという特徴があります。

近年、早期認知症、喘息・アレルギー、アトピー性皮膚炎、慢性疲労症候群、関節リウマチ、膠原病、など多くの慢性炎症性疾患や難病と区別が難しい多彩な症状を呈し、それら疾患の根本原因となる場合が少なくない事が分かってきているのです。マイコプラズマ感染症が病気のデパートと呼ばれる所以です。

残念ながら、今の保険で測定できるマイコプラズマ抗体検査では陽性率が非常に低く、診断が困難なため認知度が低く、未だ治療に結び付いていません。

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グルテンフリーと生米パン

ジョコビッチの生まれ変わる食事 新装版 | ノバク・ジョコビッチ, タカ大丸 |本 | 通販 | Amazon

グルテンフリーという言葉がやっと日本でも市民権を得てきたように思います。グルテンは小麦に含まれる蛋白質で、消化が悪いため腸内環境を悪化させ、アレルギーの原因になることもあります。

世界的なテニスプレイヤー、ジョコビッチ選手の本は、グルテンフリーという言葉を有名にしました。

わが娘もグルテンフリーを含む食事療法で蕁麻疹を克服しました。私の患者さんで、グルテンフリーを徹底して頂いて難治な症状が改善した方はたくさんいらっしゃいます。皮膚の病気では蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、喘息、脱毛、血管炎など。蜂窩織炎やヘルペスなどの繰り返す感染症がほとんど起こらなくなった人、過敏性腸症候群の症状が劇的に改善した人もいます。

そうは分かっていてもなかなかやめられないパン。グルテンフリーを勧めた患者さんの多くは何とかしてパンを食べようと、米粉パンを探し回ります。

米粉パンは最近そこここで見かけますが注意が必要なのは、米粉では小麦のパンのようなふっくらパリッとが難しいらしく、グルテンを添加している物がありますので、必ずグルテンフリーの物を買ってくださいね。

ところで生米パンってご存知ですか?偶然見つけた本。生米パンの作り方です。

米粉は酸化しやすいし、常備はしていないので、生のおコメからパンを作るというこだわりのパン。と思いきや、作り方は意外と簡単。半信半疑で試しに作ってみました。

なんとなんと、グルテンは使っていないのに、ふっくらパリッと美味しい!!!しかも小麦のパンのようにこねることもせず、ミキサーで全材料をガーっと撹拌していきなり型に流し込み、そのまましばらく発酵させた後オーブンで焼くだけ。いたって簡単です。

小麦はやめたいけどパンが食べたい人、特にお料理好きの方、必見です。

材料(16.5×6.2×6cmの型)①米115g(浸水済150g)②油13g③メープルシロップ8g④塩2g⑤湯70~75g⑥酵母3g(ドライイーストならば2g)・・・私は家にあったパウンド型が大きかったので、いつも倍量で作っています。

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栄養療法で免疫向上を

新型コロナウイルスが世の中を席巻していますが、ちょっと視点の違うコロナの話です。

誰もかれもがマスクを着用し、頻回に手をアルコール消毒し、外出や外食を控え、この新しいウイルスを徹底回避しようとしています。けれども、そんな人間たちをあざ笑うかのようにウイルスは未だ勢力を拡大している、とマスコミや専門家は警鐘を鳴らし続けています。

コロナ撲滅のスローガンのもと営業停止で収入を絶たれた人、職を失って路頭に迷い自殺するヒトもいます。コロナの対応と休業補償の為と言って、いったいどれだけの税金が、国債という子孫への借金で投入されているのでしょう?コロナ感染で死にさえしなければ、それでよいのか?と思ってしまいますが、それも致し方ないのでしょうか?

一方、免疫はある程度の外敵にさらされてこそ鍛えられます。また、適度な紫外線を浴びて免疫に深く関与するビタミンDを活性化させることも重要です。子供が目先のウイルスを過度に避け続け、外遊びもせずに成長したら、どこで免疫が鍛えられるのでしょうか?「ヒトを見たらばい菌と思え」的な環境で育つ小児や若者の精神発達も心配です。

人間の体には体の細胞の数をはるかにしのぐ多くのの微生物が生息して、栄養素を作り出したり、外敵と闘ったり、心を落ち着かせる物質を作る手助けをしてくれています。腸管の中の微生物は腸内細菌叢と言って、近年急速に研究が進み注目されています。皮膚の表面にも多くの微生物が住んでいて、皮膚細菌叢と呼ばれていますが、これらも皮膚表面の外敵と闘ってくれているのですよ。アルコールで消毒したら、どうでしょう?常在する良い菌まで死滅してしまい、肌荒れを起こして通常入らない異物の侵入をかえって許してしまいませんかね?水道があるところならば、水洗いくらいにとどめて洗いすぎないほうが良いと私は思います。

83歳の私の父は、「高齢者が新型コロナウイルスに感染すると重症化する。外出を極力控えるように。」と声高に叫ばれ始めたことで不安から抑うつ状態になり、不眠が続き、運動量が減り、挙句の果てに脳梗塞を発症して先日入院しました。本当の話。

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日本の医療制度と栄養療法

電磁波の害もトランス脂肪酸の害も、欧米では国レベルで何らかの規制がなされているところが多いですが、日本では規制どころかまだまだ一般に十分知らされてもいません。いったいこの国は国民の健康を、将来の世代を健全に育てる事を本気で考えているのでしょうか?

国民皆保険制度が日本ほど充実している国はありません。国民は貧富、年齢を問わず、安い費用で十分な医療を受けられるという意味では一見とても恵まれているように思われます。癌などの高額医療を受けている方からは、「医療費が安いなんて!?」という声が聞こえてきそうですが、高額医療制度で負担額の上限額が決められているわが国では、高額な患者さん負担の何倍もの費用を国が負担しているのです。

多くの人が、たくさんの公的な医療費を使って多くの(しばしば高額な)薬を飲んだり何度も手術を受けたりしています。「死なせない」ことにかけては世界一といっても過言ではありません。それでは、日本人はみな健康で長生きするのか?といえば、必ずしも健康とは言えない状態で医療を受け続けて長生きしているのが現状です。

電磁波やトランス脂肪酸など病気の元凶を野放しにしておいて、病気になったら高額な薬や治療に国のお金を湯水のごとく使って長生きさせるような医療・・・

他の国が到底買えないような高額な薬を売りつけて巨額の利益を得る世界の製薬業界の「カモ」になっている日本・・・

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トランス脂肪酸

デジタル毒が海外では規制されているのに日本では野放し、というお話をしました。

害があるとして海外では規制されているのにこの国では野放しとなっている「先輩」がいます。「トランス脂肪酸」です。

トランス脂肪酸とは不飽和脂肪酸(主に液体の植物性油脂)に水素添加して常温で固体になるよう加工された油、工業的油脂です。マーガリンやショートニングなどがこれにあたります。安価なスナック菓子やパンのほとんど、フライドポテト、お惣菜の揚げ物や加工食品、サラダ油などありとあらゆるものに使用されています。バターなどに比べ安価で酸化しにくい(日持ちする)ためです。

しかも注意が必要なのは、原材料名に「トランス脂肪酸」とは書かれていない事です。マーガリンやショートニングと書かれていればまだわかりますが、たいていは「植物油脂」など分かりにくい表記となっています。

脂質は多くの臓器や細胞膜の原材料となる重要な栄養素です。細胞膜を構成する脂肪酸は、口から摂取したそのままの脂肪酸が使われるのですが、不自然なトランス脂肪酸が取り込まれた細胞は、その細胞の機能が悪くなり、免疫細胞からは異物と認識されます。

そのため、炎症を引き起こしやすく、脳血管障害、自己免疫やアレルギー、心疾患、うつ、認知症、ガンなどとの関連などが報告されています。脳の細胞には脂質が豊富です。子供の脳の発達に影響する可能性も指摘されています。

トランス脂肪酸の危険性が判明するやいなや、・・・

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デジタル毒

電磁波の害がひそかに言われつつあります。欧米では国レベルで何らかの規制がなされているところが多いですが、日本では規制どころかまだまだ一般に知らされてもいません。5G時代に突入して電磁波の被ばく量がけた違いに多くなる時代が来ているというのに、です。

有害な電磁波を「デジタル毒」と言います。デジタル毒は①酵素のはたらきを阻害することで様々な生理機能を障害する。②ホルモンに影響を与える。③腸内細菌叢へのダメージ。④ミトコンドリア機能を障害する。⑤自己免疫の異常。などの多くの弊害があります。

それゆえ、デジタル毒がもたらす症状は多岐にわたり、頭痛、肩こり、めまい、不眠、イライラ、目の疲れ、慢性疲労といった不定愁訴的なものから、関節痛、認知症、月経異常、不整脈、てんかん、糖尿病、アレルギー、肥満、ガンなどありとあらゆる疾患との関連も言われています。

敬愛する内山葉子先生の「デジタル毒」を読みました。

電磁波の害は言葉では分かっていたつもりでしたが、お恥ずかしながら自分のこととはあまり考えていませんでした。しかし、これを意識して自分の体調が劇的に改善するきっかけとなったのでシェアしたいと思います。

このブログをきちんと書き始めたのは、勤務医を退職した直後からですが、退職直後は疲弊して朝起きるのも家事をするのもつらい状態でした。

栄養療法的に言う「副腎疲労」の状態であることは、検査データ上も明らかで、病院勤務医時代はアドレナリンで鼓舞して体に鞭打って働いていたので、仕事を辞めて気が抜けて疲れがどっと出たのだなと思っていました。

実際その側面は否めませんが、2か月経っても異常な肩こりと倦怠感が続き、頭のはたらきも鈍くなって気力もわかなくなってしまいました。

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