食事がつくる発達障害③の2 ストレス

ストレスも腸内環境に大きな影響を及ぼします。ストレスというと、心理的ストレスを指すことが多いですが、ここで言うストレスは肉体的ストレスも含みます。すなわち、暑さ寒さやその変化、体の炎症、過度な運動や喫煙などです。

野生動物や、おそらく古代のヒトのストレスは、天敵に追いかけられるとか戦う事だったり事故や災害に見舞われることで、生死に関わる急激なストレス。生き延びればストレスは去り、獲物の獲得や逃げおおせた後の安らぎにかわります。生き延びられなければ命とともにストレスはなくなります。

ところが、現代に生きる私たちには、天敵に追いかけられることも生死にかかわる事象もめったに起きません。その代わり、人間関係に悩むとか、過度な仕事に追われるなど、死なない程度のストレスに慢性的にさらされている人がほとんどですよね。

子供の世界でも、同じ。友達関係、親子関係(虐待や強制)、生活環境(生活リズムの乱れ)などの大小のストレスが慢性化すると・・・・

ストレスホルモン全開で頑張った末、自律神経が乱れ、血糖値も乱れ、消化機能が落ちて腸内環境が乱れます。そして脳内物質に必要な栄養素も枯渇して、脳機能が著しく低下するのです。

発達障害には、やはりストレスも大きな原因になるんですね。

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